再生医療の最新情報2026|世界の臨床試験がどこまで来たか
再生医療の最新情報とは、細胞を用いた治療について新たに報告された臨床試験の結果や承認の動きを指します。2025年から2026年にかけては、パーキンソン病・1型糖尿病・網膜疾患・血小板輸血の4分野で人を対象とした初期段階の試験結果が相次いで報告されましたが、いずれも参加者は一桁から十数人の規模です。
再生医療の分野では、2025年から2026年にかけて人を対象とした試験の結果が相次いで報告されました。「ついに実用化」といった見出しを目にした方もいると思います。
このページでは、実際にどの論文で何が報告されたのかを原典から確認し、その結果がクリニックで受けられる治療とどれだけ離れているかまで整理します。
まず結論|再生医療の最新情報は「安全性を確認した段階」に集中しています
2025年以降に報告された主要な試験を並べます。
| 対象疾患 | 用いた細胞 | 試験の相 | 参加者 | 報告年 |
|---|---|---|---|---|
| パーキンソン病(京都大学) | iPS細胞由来ドーパミン神経前駆細胞 | 第1/2相 | 7 | 2025 |
| パーキンソン病(bemdaneprocel) | ヒトES細胞由来ドーパミン神経前駆細胞 | 第1相 | 12 | 2025 |
| 1型糖尿病(zimislecel) | 幹細胞由来膵島細胞 | 第1-2相 | 14 | 2025 |
| アルツハイマー病(laromestrocel) | 他家骨髄由来間葉系幹細胞 | 第2a相 | 49 | 2025 |
| 加齢に伴うフレイル(laromestrocel) | 他家骨髄由来間葉系幹細胞 | 第2b相 | 148 | 2026 |
最も大きな成果が出ている領域ほど、参加者が少ないという関係が見えます。パーキンソン病と1型糖尿病は、失われた細胞そのものを補充する治療で、注目度も高い一方、人数は7〜14人です。
第3相(数百人規模で有効性を確かめる段階)に到達したものは、この一覧にはありません。
再生医療の最新情報①|パーキンソン病で2本の論文が同時に出た
2025年5月、Nature誌にパーキンソン病を対象とした細胞移植の論文が2本同時に掲載されました。細胞の由来が異なる2つのアプローチです。
iPS細胞由来(京都大学医学部附属病院・第1/2相)
50〜69歳の患者7人に、iPS細胞から作ったドーパミン神経前駆細胞を両側の被殻へ移植した試験です。
- **重篤な有害事象はなし。**軽度から中等度の事象が73件
- MRIで移植片の過剰増殖は認められなかった
- 有効性評価を受けた6人のうち4人でMDS-UPDRS Part III のOFFスコアが改善、5人でONスコアが改善
- 6人平均の変化はOFFで9.5点(20.4%)、ONで4.3点(35.7%)
- ホーン・ヤール重症度は4人で改善
- 被殻の18F-DOPA取り込み(Ki値)が44.7%増加。高用量群でより大きかった
論文の結論は「他家のiPS細胞由来ドーパミン前駆細胞が生着し、ドーパミンを産生し、腫瘍を形成しなかったことを示した。パーキンソン病に対する安全性と臨床的な有益性の可能性を示唆する」というものです。
ヒトES細胞由来(bemdaneprocel・第1相)
凍結保存された既製品型の細胞製剤を、12人の被殻へ両側移植した非盲検試験です。低用量群5人(90万細胞)と高用量群7人(270万細胞)に分かれ、全員が1年間の免疫抑制を受けました。
- 主要目的である安全性と忍容性を1年時点で達成。細胞製剤に関連する有害事象はなし
- 移植18か月後に被殻の18F-DOPA取り込みが増加し、生着を示した
- 高用量群でMDS-UPDRS Part III のOFFスコアが平均23点改善
- 移植片誘発性ジスキネジアは発生しなかった
※参考:Phase I/II trial of iPS-cell-derived dopaminergic cells for Parkinson’s disease/Phase I trial of hES cell-derived dopaminergic neurons for Parkinson’s disease(いずれもNature, 2025)
過去の胎児組織移植では移植片誘発性ジスキネジアが問題になりました。両試験ともそれが起きなかったことは、この分野にとって重要な意味を持ちます。
再生医療の最新情報②|1型糖尿病で12人中10人がインスリン不要に
2025年9月、New England Journal of Medicine誌に幹細胞由来膵島細胞(zimislecel)の第1-2相試験が掲載されました。
1型糖尿病の患者に、他家の幹細胞から分化させた膵島細胞を門脈内へ1回投与する試験です。全員がグルココルチコイドを含まない免疫抑制療法を併用しました。12か月以上追跡できた14人が解析対象です。
| 報告されている結果 | 内容 |
|---|---|
| 生着 | 全14人でC-ペプチドが検出され、膵島機能を確認(投与前は全員が検出不能) |
| 重症低血糖 | パートB・Cの12人全員が発生なし |
| HbA1c | 12人全員が7%未満 |
| 目標血糖範囲内の時間 | 70%超 |
| インスリン離脱 | 12人中10人(83%)が365日目に外部インスリンを使用せず |
| 重篤な有害事象 | 好中球減少症が3人。死亡2件(クリプトコッカス髄膜炎、既存の認知機能障害の進行による重度認知症) |
※参考:Stem Cell-Derived, Fully Differentiated Islets for Type 1 Diabetes(N Engl J Med, 2025、NCT04786262)
**死亡が2件報告されている点は見落とせません。**論文自身も結論を「この小規模で短期の研究の結果は、zimislecelが生理的な膵島機能を回復しうるという仮説を支持し、さらなる臨床研究を正当化する」という慎重な表現にとどめています。
なお国内では、糖尿病領域で第1種として届け出られている治療が全国7件あり、すべて同種膵島移植です。この違いは糖尿病の記事で整理しています。
再生医療の最新情報③|網膜と血小板でも人での報告が出た
加齢黄斑変性(萎縮型)
2025年11月のCell Stem Cell誌は、ヒト死後眼のRPE層から分離した他家のRPE幹細胞由来細胞を評価する第1/2a相試験の成功を取り上げています。萎縮型加齢黄斑変性を対象とするRPE移植の臨床試験は急速に増えており、幹細胞の由来、送達方法、免疫抑制の方法がグループごとに異なる状況です。
iPS細胞由来血小板
2026年7月のStem Cells Translational Medicine誌には、世界初となる他家iPS細胞由来血小板製剤の臨床評価が報告されました。iPS細胞株からc-MYC・BMI1・BCL-XLの3遺伝子を導入して不死化巨核球細胞株を樹立し、そこから血小板を作る手法です。自家輸血での安全性は先行して示されていましたが、他家での応用は未検討でした。
輸血用血小板は保存期間が短く、献血に依存するため供給が不安定になりやすい領域です。治療というより供給の問題を解く方向の応用にあたります。
※参考:RPE replacement therapy for dry AMD(Cell Stem Cell, 2025)/First evidence of the circulation of induced pluripotent stem cell-derived platelets in humans(Stem Cells Transl Med, 2026)
再生医療の最新情報からの考察|自由診療との距離
ここが最も重要な部分です。これらの成果と、日本のクリニックで受けられる治療の条件を並べます。
| 2025-2026年の主要試験 | 国内の自由診療の届出1,484件 | |
|---|---|---|
| 細胞の出どころ | すべて他家(他人由来) | 自己・自家が1,419件(95.6%) |
| 細胞の種類 | iPS細胞・ES細胞・幹細胞由来膵島 | 脂肪由来の間葉系幹細胞が1,371件(92.4%) |
| 免疫抑制剤 | 全試験で併用 | 併用しない |
| 対象疾患 | パーキンソン病・1型糖尿病・網膜疾患 | 慢性疼痛402件・変形性関節症239件・美容228件 |
| 実施体制 | 大学病院・治験実施医療機関 | 届出を行った診療所を含む |
※参考:厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)2026年8月14日取得、当サイト集計
3つの断絶があります。
1つ目は細胞です。 話題になっている試験はiPS細胞・ES細胞という多能性幹細胞を使い、ドーパミン神経細胞や膵島細胞という特定の細胞に分化させてから移植します。自由診療で使われる脂肪由来の間葉系幹細胞は体性幹細胞で、分化できる範囲が異なります。国内の治療の届出6,770件にiPS細胞・ES細胞を用いるものは0件です。
2つ目は対象疾患です。 試験の対象は、失われた細胞が特定できていて、その細胞を補充する理屈が立つ疾患に限られています。慢性疼痛・美容・疲労回復・アンチエイジングを対象とした同等の試験は、当サイトが確認した範囲では見当たりません。
3つ目は段階です。 すべて第1相または第1/2相で、目的は安全性の確認です。有効性を確かめる大規模試験、承認申請、審査、保険収載という段階が残っています。国内で承認された再生医療等製品は2023年度2件、2024年度2件、2025年度6件と、年に数件の規模です。詳しくは最新研究の記事にまとめています。
したがって、「iPS細胞の研究が進んでいます」という説明と、目の前で提案されている脂肪由来幹細胞の点滴は、別の話ということになります。研究の進展それ自体は事実であり、否定するものではありません。ただ、その進展が目の前の治療の裏づけになるかは別に確認する必要があります。
再生医療の最新情報の考察|なぜ死亡が2件起きたのか
1型糖尿病の試験で報告された2件の死亡について、論文が書いている内容と、そこから読み取れる構造を分けて整理します。
論文が書いていること
死因は「クリプトコッカス髄膜炎」と「既存の神経認知障害の進行による興奮を伴う重度認知症」の2件です。抄録は死因を記していますが、それぞれが治療に起因すると判定されたかどうかまでは記していません。ここから先は、公開されている他の資料と突き合わせた読み方になります。
クリプトコッカス髄膜炎は、免疫抑制下で起きる代表的な感染症です
クリプトコッカスは環境中にありふれた真菌で、免疫が保たれている人ではふつう発症しません。問題になるのは免疫が抑えられている状態のときです。
臓器移植を受けた患者におけるクリプトコッカス症を扱った総説には、次のように書かれています。
- 臓器移植患者においてよくみられる真菌合併症であり、頻度はアスペルギルス症・カンジダ症に次ぐ
- 移植後1年以内の死亡率は最大27%
- 移植患者では症状が非典型的になることがあり、中枢神経系のクリプトコッカス症を念頭に置いた診断が必要
※参考:Cryptococcosis in solid organ transplant recipients(Curr Opin Infect Dis, 2016)
つまりこれは、細胞そのものの未知の毒性というより、移植医療で以前から知られている合併症の枠に収まる事象です。
なぜ免疫抑制が必要だったのか
投与された膵島細胞が**他人由来(他家)**だからです。他人の細胞を体に入れれば、免疫が異物として攻撃します。それを防がなければ細胞は生着しません。この試験でも参加者全員がグルココルチコイドを含まない免疫抑制療法を併用しています。
同じことはパーキンソン病の2試験にも当てはまります。ヒトES細胞由来のbemdaneprocel試験では、参加者全員が1年間の免疫抑制を受けました。iPS細胞由来の京都大学の試験も他家の細胞を用いています。
**他家細胞を使う限り、免疫抑制はセットで付いてきます。**そして免疫抑制には、感染症のリスクという代償が伴います。
膵島移植には20年の蓄積があります
この構造は新しいものではありません。カナダのエドモントンで1999年から2019年にかけて他家の膵島移植を受けた255人を追跡した研究があります。
| 報告されている内容 | 数値 |
|---|---|
| 追跡期間の中央値 | 7.4年 |
| 生存 | 230人(90%) |
| 移植片生着の中央値 | 5.9年 |
| 移植片機能不全 | 91人(36%) |
※参考:Pancreatic islet transplantation in type 1 diabetes: 20-year experience from a single-centre cohort in Canada(Lancet Diabetes Endocrinol, 2022)
免疫抑制を伴う膵島移植という枠組み自体は20年以上の実績があり、その中での生存率や合併症の傾向は蓄積されています。2025年の試験の新しさは「膵島を幹細胞から作った」点にあり、免疫抑制の必要性と、それに伴うリスクは従来と共通です。
そして対象となった患者はもともと高リスクです
この種の試験の対象になるのは、重症低血糖を繰り返すなど、通常のインスリン治療で管理しきれない1型糖尿病の患者です。健康な人に投与する試験ではありません。母集団の背景リスクが高いことも、結果を読むときの前提になります。
再生医療の最新情報が示すトレードオフ
以上を踏まえると、細胞治療には避けにくい交換条件があることが見えてきます。
| 他家(他人の細胞) | 自家(自分の細胞) | |
|---|---|---|
| 失われた細胞そのものの補充 | 可能(iPS・ES由来で作れる) | 由来組織の範囲に限られる |
| 拒絶反応 | 起きる | 起きにくい |
| 免疫抑制剤 | 必須 | 不要 |
| 感染症などの代償 | 伴う | 伴わない |
| 品質の均一性 | 製品として一定にできる | 提供者ごとに変わる |
| 大規模な臨床試験 | 実施されている | ほとんどない |
「免疫抑制剤を使わない」ことは安全性の長所ですが、有効性の裏づけが薄いこととセットで現れています。
国内の自由診療の届出1,484件は95.6%が自家です。免疫抑制剤を使わないため、今回のような感染症の代償は生じにくい。その一方で、自家の脂肪由来間葉系幹細胞について、第1/2相からその先へ進んだ大規模な試験は当サイトが確認した範囲では見当たりません。
したがって、比較の言い方としては次のようになります。
- 他家の試験で死亡が報告された=この治療は危険だ、と読むのは正しくありません。免疫抑制という既知の代償を払って、失われた細胞を補充する挑戦をしている段階です
- 自由診療は免疫抑制剤を使わないから安全だ、と読むのも正しくありません。代償を払っていないぶん、狙っている効果の大きさも、その裏づけも異なります
同じ「幹細胞治療」という言葉の中に、払っているリスクの種類が違う2つの医療が入っている、というのがこの2件の死亡から読み取れる構造です。リスクの考え方はリスクと副作用の記事にまとめています。
注意が必要なケース|再生医療の最新情報を根拠に勧められたとき
「ノーベル賞のiPS細胞技術を使っています」と説明された場合。 治療の届出でiPS細胞を用いるものは0件です。何の細胞を使うのかを確認してください。細胞の種類の違いは幹細胞の種類の記事にまとめています。
「最新の研究で効果が証明されました」と説明された場合。 今回の試験はいずれも安全性が主要評価項目で、参加者は7〜14人です。証明という表現が当てはまる段階ではありません。
海外の論文が示された場合。 他家か自家か、細胞の由来はどこか、免疫抑制剤を使うのかの3点を確認してください。この3点が違えば、論文が実在していても目の前の治療の裏づけにはなりません。効果の読み方は再生医療の効果の記事で整理しています。
「もうすぐ保険適用になる」と説明された場合。 保険収載は個別の製品が承認を経てから決まります。届出にもとづく自由診療がそのまま保険診療に移行する仕組みはありません。
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参考文献
- “Phase I/II trial of iPS-cell-derived dopaminergic cells for Parkinson’s disease.” Nature. 2025(doi:10.1038/s41586-025-08700-0、jRCT2090220384)
- “Phase I trial of hES cell-derived dopaminergic neurons for Parkinson’s disease.” Nature. 2025(doi:10.1038/s41586-025-08845-y、NCT04802733)
- “Stem Cell-Derived, Fully Differentiated Islets for Type 1 Diabetes.” N Engl J Med. 2025(doi:10.1056/NEJMoa2506549、NCT04786262)
- “RPE replacement therapy for dry AMD-early success in a phase 1/2 clinical trial.” Cell Stem Cell. 2025(doi:10.1016/j.stem.2025.10.007)
- “First evidence of the circulation of induced pluripotent stem cell-derived platelets in humans.” Stem Cells Transl Med. 2026(doi:10.1093/stcltm/szag067)
- “Cryptococcosis in solid organ transplant recipients.” Curr Opin Infect Dis. 2016(doi:10.1097/QCO.0000000000000171)
- “Pancreatic islet transplantation in type 1 diabetes: 20-year experience from a single-centre cohort in Canada.” Lancet Diabetes Endocrinol. 2022(doi:10.1016/S2213-8587(22)00114-0)
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「再生医療等製品に関する情報」
- 厚生労働省「再生医療等提供機関の情報について」
- 臨床研究等提出・公開システム「jRCT」
- 当サイト独自調査(2026年8月/厚生労働省の届出一覧に掲載された639施設の公式サイトを1件ずつ確認。届出1,484件は治療名の記載で分類)
よくある質問
再生医療の最新情報で、いま最も大きな進展は何ですか。
2025年5月にNature誌へパーキンソン病を対象とした細胞移植の論文が2本同時に掲載されたこと、そして2025年9月にNew England Journal of Medicine誌へ1型糖尿病に対する幹細胞由来膵島の第1-2相試験が掲載されたことです。前者はiPS細胞由来(京都大学)とヒトES細胞由来(bemdaneprocel)で、いずれも安全性の主要評価項目を達成しました。
再生医療の最新情報では、どのくらいの人数で試験が行われていますか。
主要な試験の参加者は7人から14人です。京都大学のiPS細胞パーキンソン病試験は7人、hES細胞由来のbemdaneprocel試験は12人、1型糖尿病のzimislecel試験は解析対象14人でした。数百人規模の第3相試験に到達したものはまだありません。規模の小ささは、結果の読み方に直結します。
再生医療の最新情報は、クリニックで受けられる治療とつながっていますか。
直接にはつながっていません。これらの試験はすべて他人由来の細胞(iPS細胞・ES細胞・他家膵島)を用い、免疫抑制剤を併用しています。一方、国内の自由診療の届出1,484件は95.6%が自分の細胞で、免疫抑制剤も使いません。対象疾患も、試験はパーキンソン病・1型糖尿病といった重い疾患に限られています。
再生医療の最新情報で報告された死亡は、細胞が原因ですか。
論文の抄録は死因(クリプトコッカス髄膜炎と、既存の神経認知障害の進行による重度認知症)を記していますが、治療に起因すると判定されたかまでは記していません。ただしクリプトコッカス髄膜炎は、臓器移植患者において頻度がアスペルギルス症・カンジダ症に次ぐ真菌合併症で、移植後1年以内の死亡率は最大27%と報告されています。他人由来の細胞を生着させるには免疫抑制が必須で、その代償として感染症のリスクが上がるという、移植医療で以前から知られた構造にあたります。
再生医療の最新情報にiPS細胞の話が多いのはなぜですか。
iPS細胞とES細胞は、体のさまざまな細胞に分化できる多能性幹細胞だからです。ドーパミン神経細胞や膵島細胞など、失われた特定の細胞そのものを作って補充できます。一方、自由診療で使われる脂肪由来の間葉系幹細胞は体性幹細胞で、分化できる範囲が限られます。同じ「幹細胞」でも役割が違います。
再生医療の最新情報は日本ではどこで確認できますか。
臨床研究は臨床研究等提出・公開システム(jRCT)で検索できます。承認された再生医療等製品は医薬品医療機器総合機構(PMDA)が品目一覧を公表しています。自由診療の届出については厚生労働省の再生医療等提供機関一覧で確認できます。いずれも一般に公開されており、無料で閲覧できます。
再生医療の最新情報が出れば、すぐに治療が受けられるようになりますか。
なりません。今回取り上げた試験はいずれも第1相または第1/2相の段階で、目的は安全性の確認です。有効性を確かめる大規模試験、承認申請、審査、保険収載という段階が残っています。国内で承認された再生医療等製品は2023年度2件、2024年度2件、2025年度6件と年に数件の規模です。
再生医療を検討している方へ
適応の有無や費用は、実際に診察を受けないと判断できません。まずは無料カウンセリングで、 ご自身の状態が対象になるかを医師に確認することをおすすめします。
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グレイスアースクリニック 東京都渋谷区代々木
- 細胞を育てる設備を院内に持ち、採取から投与まで院内で管理すると明示
- 国への届出番号と施設の番号をどちらも公開
- 料金を総額まで公開
- 治療を受けられない条件を公開
費用の目安:幹細胞治療 総額 3,855,500円(初診料込・1クール=点滴2回)
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東京月島クリニック 東京都中央区佃
- 「未承認医薬品である」ことを治療ページに明記
- 42種類のドナー適合性試験・GMP/GLP基準を記載
- 脂肪由来54,000円/歯髄由来68,200円(1A・税込)
- 禁忌3項目と副作用8項目を公開
費用の目安:税込表示。すべて保険適応外。予防・アンチエイジング部門の初診料3,300円・カウンセリング5,500円が別途
届出内容と採点を見る
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北青山D.CLINIC 東京都渋谷区神宮前
- 届け出ている提供計画が23件で掲載院中最多
- 院内に細胞培養加工施設を設置し、施設番号を公開
- 治療実績を件数と期間つきで公開
- 料金を培養方法別に公開
費用の目安:脂肪採取+細胞培養+投与 165万円〜220万円(税込・培養方法により異なる)
届出内容と採点を見る
そのほかの17件を見る
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亀田総合病院 千葉県鴨川市東町
- 計画番号 PB3220030 と委託先の施設番号 FC3140003 を両方明記
- 適応は乳がん術後の乳房再建(当サイトで初)
- 自院の3方式を価格つきで比較(55万円/113万円/110万円)
- 「乳房を元通りに戻すものではない」と明記
費用の目安:培養脂肪幹細胞付加脂肪注入は105万円〜(細胞採取・細胞加工費用・再建手術・入院費用を含む)。片側・乳房温存後の変形の場合は約110万円。回数や片側/両側で変動
届出内容と採点を見る
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青山レナセルクリニック 東京都港区北青山
- 提供計画番号13件と施設番号を公開
- 院内併設のCPCで培養と明記
- 投与する細胞数と料金を紐づけて公開
- 上清液も院内CPC製造と明記
費用の目安:幹細胞治療 2億個コース一式 1,950,000円(税込2,145,000円)/初診・再診・手技料なし
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ドクタースパ・クリニック 東京都渋谷区恵比寿西2-21-4 代官山Parks 2F
- 届出上の対象:自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いたアトピー性皮膚炎の治療(第二種)
- 投与細胞数 3億個/回、点滴時間 90〜120分
- 培養期間 4〜6週間、脂肪採取は臍の中を1〜2mm切開して10〜20cc
- 1回の採取で最低10回分以上の細胞を確保できると記載
費用の目安:税込。1回目には脂肪採取費用が含まれると明記。2回目以降は採取なしで再培養する前提の価格です(2026年8月確認)。
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Dクリニック東京(アクティブエイジング細胞再生外来) 東京都千代田区丸の内
- 培養の委託先を会社名と施設番号で公開
- 投与前の検査を6項目まで公開
- 凍結保存の方針と理由を公開
- オンラインで医師の診察が受けられる
費用の目安:自己脂肪由来幹細胞点滴 3,850,000円(税込・3回)
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銀座アイグラッドクリニック 東京都中央区銀座
- 上清液は臍帯由来と明記
- 料金表が細かく初診料・再診料・指名料まで公開
- 禁忌5項目と副作用を具体的に記載
- 製造元と検査体制は非公開
費用の目安:税込表示。初診料4,400円・再診料1,100円が別途。肌再生治療は院長指名で指名料11,000円が加算
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銀座よしえクリニック六本木院 東京都港区六本木7-17-28 YUビル
- 届出上の対象(六本木院):自己線維芽細胞を用いた皮膚再生治療/自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた神経障害性疼痛の慢性疼痛の治療(いずれも第二種)
- 幹細胞点滴の施術可能院は「都立大」と料金表に記載
- 通院は点滴投与後、1か月ごとに5回で1クール
- 聖マリアンナ医科大学の井上客員教授の監修と記載
費用の目安:幹細胞点滴の金額は非公開(含まれる項目のみ公開)。培養上清点滴は税込価格を公開しています(2026年8月確認)。
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牧野美容クリニック 福岡県福岡市博多区冷泉町
- 計画番号・審査委員会・施設番号をまとめて公開
- 細胞加工施設は自院(FC7220014)
- 料金を培養細胞数ごとに公開
- 受けられない方を届出ごとに7項目・3項目で明記
費用の目安:培養あり 1,000万個 425,000円〜2億個 1,375,000円/培養なし 幹細胞作成料 598,000円(+注入作業料)
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衣理クリニック表参道 東京都港区南青山
- 計画番号を治療名つきで一覧公開
- 幹細胞治療の料金を回数別に10段階まで公開
- 受けられない条件を9項目で明記
- 外苑前駅から徒歩4分
費用の目安:自己脂肪由来幹細胞治療 1回 2,310,000円(税込)〜/回数をまとめると最大10段階
届出内容と採点を見る
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Tenjin Toya Clinic 福岡県福岡市中央区渡辺通
- 施設番号 FC7250008 を公開
- 培養幹細胞治療 総額2,200,000円(税込)
- 品質検査を3項目とも項目名で記載
- 計画番号だけが見当たりません
費用の目安:培養幹細胞治療 総額2,200,000円(税込)+術前スクリーニング検査90,000円
届出内容と採点を見る
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シンクレア銀座クリニック 東京都中央区銀座2-8-19 FPG links GINZA 4F,5F
- 届出上の対象:慢性疼痛に対する自己脂肪由来幹細胞による治療(第二種)
- サイトで提供されているのは「アインプロス®」(細胞を一切含まない製品)を用いた補助的療法
- 点滴1回495,000円/局所1回99,000円(いずれも税込・初診料込み)
- 審査した委員会は運営法人と同じ Advalife Science の委員会
費用の目安:税込。点滴・局所の1回価格には初診料・再診料が含まれると明記。日本国内の健康保険証をお持ちの方が対象の料金と注記されています(2026年8月確認)。
届出内容と採点を見る
-
南洲会勝浦クリニック 千葉県勝浦市墨名
- 滑膜幹細胞注射 片膝2,530,000円(入院費込み)
- 無菌検査の結果を待たずに注射する事実を自ら明記
- 培養に使う抗生物質を名前で公開(ゲンタマイシン、アムホテリシンB)
- 委託先はセルソース株式会社(渋谷区・川崎市の2拠点)
費用の目安:滑膜幹細胞注射は片膝2,530,000円(税込)。診察・採血検査・自己血清の採血・滑膜採取・注射・術後1/3/6か月の診察費と入院費を含む。キャンセル費用は時期により55,000円/330,000円/2,530,000円
届出内容と採点を見る
-
Tokyo Clinic V2(ICVS) 東京都千代田区紀尾井町
- 院内CPCと施設番号を公開
- 料金を由来・細胞数別に公開
- 提供計画番号を投与経路つきで公開
- がん治療中は原則不可と明記
費用の目安:幹細胞治療 2,970,000円〜(脂肪由来1億個・税込)/3,520,000円〜(骨髄由来1億個)
届出内容と採点を見る
-
田奈整形外科・外科 神奈川県横浜市青葉区田奈町
- 計画番号 PC3200162・施設番号 FC3200085 を公開
- PRPをキット別に28,600〜330,000円で公開
- 1クール3回・半年後に評価と明記
- リスク・副作用を6項目列挙
費用の目安:PRP 片膝(MyCells®)28,600円/片膝(GPSⅢ)165,000円+第二種再生医療実施料8,800円(いずれも税込)
届出内容と採点を見る
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BTRアーツ銀座クリニック 東京都港区新橋
- 計画番号7件を疾患名つきで公開(当サイト最多)
- 細胞加工施設届出番号 FC3170010 を公開
- 脳血管障害・脊髄損傷 1回1,650,000円(税込)
- モニター料金の条件を具体的に明示
費用の目安:脳血管障害・脊髄損傷 1回1,650,000円/変形性膝関節症 片脚770,000円(いずれも税込)
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Jメディカルおゆみの 千葉県千葉市緑区
- 計画番号3件+施設番号FC3210162を公開
- 委託先をGaudi Clinical社・セルソース社と実名で公開
- 受けられない条件を10項目列挙
- 2年間凍結保管・培養6週間と明記
費用の目安:費用のセクションはありますが、当サイトでは金額を読み取れませんでした
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健康院クリニック 東京都中央区銀座
- 計画番号2件を治療名つきで公開
- 対象者の条件を数値で明示
- 受けられない方を11項目で明記
- 料金を段階別に公開(総額2,046,000円)
費用の目安:自己脂肪由来間葉系幹細胞療法 2,046,000円(税込・診察〜点滴まで)
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静岡再生医療センター(静岡AGAクリニック) 静岡県静岡市葵区伝馬町
- 細胞数別に110万〜264万円(税込)を表で公開
- 診察料・検査料・保管料まで別記
- 受けられない条件を4つ列挙
- 第三種の実施件数161件(2022〜2025年)を公開
費用の目安:ひざ・股関節・肩 1回投与 2,500万セル1,100,000円〜1億セル1,760,000円(税込)
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