千葉県

医療法人社団南洲会 南洲会勝浦クリニック

一般には「南洲会勝浦クリニック」として案内されています

国に届け出ている再生医療等の内容(厚生労働省の公表情報より)

59点 / 100

公式サイトを確認して採点しました

2026年8月17日時点の公式サイトの記載をもとに、18項目を確認しています。 点数は公開されている情報の量を測ったもので、治療の効果や医師の技量とは関係ありません。

  • 安全性・法令体制16/38
  • 品質管理の開示9/19
  • 情報の透明性26/30
  • 通いやすさ4/7

引用しているのは研究の登録番号で、この院の提供計画番号ではありません このクリニックは根拠にした臨床研究を「計画番号:jRCTb030190206」として引用しています。これは国の臨床研究等提出・公開システム(jRCT)に登録された研究の番号で、東京医科歯科大の関矢一郎氏を研究代表者とする研究のものです。一方、このクリニック自身が再生医療等安全性確保法にもとづいて厚生労働省へ届け出た提供計画の番号(PBやPCで始まる番号)は、当サイトが確認した時点では見つけられませんでした。どちらも「計画番号」と呼ばれるため混同しやすいところです。厚生労働省の一覧にはこの施設の届出が載っているので、診察のときに「この治療の提供計画番号を教えてください」と聞けば照合できます。なお、書かれている内容そのものは当サイトが確認した中でも詳しく、無菌検査の結果を待たずに注射することや、培養に使う抗生物質の名前、キャンセル費用の段階まで自分から書いています。

膝の滑膜幹細胞注射を片膝2,530,000円で行う有床診療所です。培養に使う抗生物質の名前、無菌検査の結果を待たずに注射する事実、キャンセル費用の3段階まで書いており、当サイトが確認した中でも開示が細かい院です。

  • 幹細胞治療
  • PRP療法
  • 局所注射
  • 点滴

このクリニックの特徴

公式サイトに書かれている内容から、判断材料になる点を抜き出しました。 当サイトの評価や感想ではなく、確認できた事実だけを載せています。

  • 扱っているのは「自家滑膜幹細胞注射による変形性膝関節症治療」。膝の内側を覆う滑膜から約0.5gを全身麻酔・関節鏡視下で採り、10〜14日培養して約5mL(約2.0×10⁷個)を膝関節内へ注射します
  • 培養の委託先を会社名と所在地まで公開。「当院はセルソース株式会社へ幹細胞の製造を委託しております。セルソース株式会社は細胞培養加工施設を東京都渋谷区と神奈川県川崎市の2拠点を有しており、どちらの施設で製造を行うかは受入の状況等から決定されます」。どちらで作られるか決まっていないことまで書いています
  • 投与前の検査項目を公開したうえで、その結果を待たずに注射する事実まで書いています。「培養終了後の検査に1週間ほど時間がかかるため、無菌性やマイコプラズマ検査、エンドトキシン検査の最終確認結果を待たずに、滑膜幹細胞を注射します。各製造過程で、これらの問題がないことを確認しながら進めていますが、万が一、問題が報告され、患者さまに感染の症状が認められた場合には、速やかに適切な治療を行います」。検査の限界を自分から書いている院は、当サイトが確認した中でもごく少数です
  • 培養に使う抗生物質を名前で書いています。「培養に抗生物質(ゲンタマイシン、アムホテリシンB)を使用しており、それらに対する異物反応(アレルギー反応等)が起こる可能性があります」。さらに「滑膜幹細胞を注射した場合、腫瘍を形成する可能性が完全にないとは言えません」とも書いています
  • 効果の限界を自分から書いています。「1回の治療による効果の持続時間について、詳細に言及する十分なデータがありません」。PRPについても「この治療には個人差があり、効果が確実に得られるといった有効性について十分に確立しているとは言えません」
  • 根拠にした研究を計画番号つきで引用。「変形性膝関節症に対する滑膜幹細胞の関節内注射」(研究代表者:関矢一郎、計画番号:jRCTb030190206、期間:2017年12月26日〜2022年03月28日)を挙げ、8症例で軟骨の厚みの減少が抑えられたこと、安全性は30週までのフォローで1名に一過性の膝痛、1名に両手の痒みを認めたが治療中止に至る重篤な事象はなかったことまで書いています
  • 料金は片膝2,530,000円(税込)。含まれる範囲を明記し、入院費も込みです。「治療に伴う診察、採血検査、自己血清のための採血、滑膜採取、滑膜幹細胞注射、注射後1か月、3か月、6か月時の診察費用が含まれています」「滑膜採取時にはご入院いただきますが、入院費用も本治療費用に含まれています」
  • キャンセル費用を時期で3段階に分けた表を公開。滑膜組織採取前まで55,000円、滑膜組織を採取し培養を開始する前まで330,000円、培養を開始後・投与まで2,530,000円(いずれも税込)。加えて「輸送時のトラブルにより細胞を使用できなくなった場合は、細胞採取や細胞培養を再度行います。その際に患者さんに追加の費用をご負担いただくことはありません。細胞の再採取や再培養を行わず治療をキャンセルされる場合は、治療費用を全額返金いたします」
  • 採血前の食事まで指示しています。「採血する前夜以降のお食事では、揚げ物やラーメンなどの脂っこい食事や、牛乳などの乳製品は取らないようにしてください。製造した自己血清が白濁する『乳び』となることがあるためです」。自己血清を300〜375mL分採血し、血管が細い場合は再採血や、十分な自己血清を用意できない可能性があることも書いています
  • 受けられない条件を6項目公開。悪性腫瘍の既往または合併(ただし完治し5年以上再発なしなら可)、活動性の炎症、重篤な疾患(心・肺・肝・腎疾患、出血傾向、コントロール不良の糖尿病・高血圧)、HBV・HCV・HIV・梅毒・HTLV-1が陽性、薬剤過敏症、担当医が不適当と判断した場合
  • 幹細胞以外の自由診療も料金つきで公開。PRP(GPSⅢ)181,500円、APS(関節内)363,000円、mycells(関節内)50,600円・(筋・腱)25,300円、PDF-FDシングル128,000円・ダブル256,000円・PDF-FD5 200,000円。エクソソームに相当する「アインプロス(内因性生体微粒子製品)」は1mL 22,000円〜30mL 385,000円で、出荷前にHIV・HCV・HBV・HTLV1&2試験、無菌試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験を行うと記載
  • 整形外科・リウマチ科・内科・リハビリテーション科の19床の有床診療所。1998年設立、職員72名。医師6名の資格を一覧で公開(院長・理事長の有馬三郎は整形外科専門医、リウマチ医、運動器リハビリテーション医、スポーツ医)
  • アクセスの書き方が具体的。JR勝浦駅からタクシー約4分・約660円、小湊バス「大多喜車庫行き」「市ノ川行き」「松野坂上行き」で4つ目の「関谷」下車・乗車約4分・170円まで書いています
  • 国に届け出た提供計画の番号(PB/PCで始まる番号)、細胞培養加工施設の番号、培養室の清浄度、凍結保存の方針、急変時の連携先は確認できませんでした

料金(公式サイトの記載)

自家滑膜幹細胞注射(片膝)
2,530,000円(税込・入院費込み)
キャンセル費用
滑膜採取前 55,000円/採取後・培養開始前 330,000円/培養開始後 2,530,000円
PRP(GPSⅢ/APS関節内)
181,500円/363,000円
PRP(mycells 関節内/筋・腱)
50,600円/25,300円
アインプロス(内因性生体微粒子)
1mL 22,000円/5mL 97,500円/10mL 176,000円/30mL 385,000円

自由診療のため保険適用外です。 2026年8月17日時点で公式サイトに記載されていた金額です。 改定されている場合があるため、必ず受診前に直接ご確認ください。 別途、検査費や薬剤費がかかる場合があります。

18項目の確認結果

全クリニックに同じ基準を当てはめています。 「−」は満たしていないという意味ではなく、公式サイトで確認できなかったという意味です。 基準の中身は採点の基準に全項目を公開しています。

安全性・法令体制16/38点

  • 国に届け出た治療計画の番号を公開している :確認できず 10点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞を育てる施設の番号を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞をどこで培養しているかを公開している :公開あり 6点 「当院はセルソース株式会社へ幹細胞の製造を委託しております」と会社名を明記し、東京都渋谷区と神奈川県川崎市の2拠点があること、どちらで製造するかは受入状況で決まることまで記載
  • 院内の設備で細胞を培養している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 受けられない場合の条件を公開している :公開あり 5点 受けられない条件を6項目公開(悪性腫瘍の既往・合併/活動性の炎症/重篤な疾患/HBV・HCV・HIV・梅毒・HTLV-1陽性/薬剤過敏症/担当医の判断)
  • 起こりうる副作用を具体的に公開している :公開あり 5点 炎症・感染・知覚障害・麻酔の合併症・アレルギー反応を分けて記載。培養に使う抗生物質(ゲンタマイシン、アムホテリシンB)への反応、腫瘍形成の可能性が完全にないとは言えないことも明記
  • 急変したときの連携先を公開している :確認できず 2点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

品質管理の開示9/19点

  • 投与前の検査項目を公開している :公開あり 9点 無菌性・マイコプラズマ・エンドトキシン検査を行うと記載。あわせて「最終確認結果を待たずに注射します」と検査の時間差まで公開。投与量は約5mL(約2.0×10⁷個)
  • 培養室の清潔さの基準を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞を冷凍保存するかどうかを公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

情報の透明性26/30点

  • 料金を公開している(総額がわかる) :公開あり 10点 滑膜幹細胞注射 片膝2,530,000円、PRP・PDF-FD・アインプロスの金額を税込で公開
  • 医師の経歴・所属を公開している :公開あり 4点 医師6名のプロフィールと認定資格を一覧で公開(院長・理事長 有馬 三郎 ほか)
  • 治療の流れと通院回数を公開している :公開あり 4点 ①滑膜組織と血液の採取(当院)②細胞培養加工施設で10〜14日培養・出荷 ③膝関節内へ注射、注射後1/3/6か月に来院の流れを記載
  • 治療の実績を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 治療費以外にかかる費用を公開している :公開あり 4点 治療費に含まれる範囲(診察・検査・採血・採取・注射・術後3回の診察・入院費)と、キャンセル費用の3段階、輸送トラブル時の再培養は無償という方針を明記
  • 効果の限界やエビデンスの弱さを自ら書いている :公開あり 4点 「1回の治療による効果の持続時間について、詳細に言及する十分なデータがありません」「有効性について十分に確立しているとは言えません」と記載

通いやすさ4/7点

  • 最寄駅から徒歩5分以内 :公開あり 4点 JR勝浦駅からタクシー約4分(約660円)、小湊バス「関谷」下車(約4分・170円)。車での経路もIC別に記載
  • オンラインで相談できる :確認できず 3点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

確認日:2026年8月17日/確認先: https://nanshuukai-katsuura.clinic/privatemedicalcare/ (公式サイト)。当サイトは広告掲載を受けていないため、掲載順や点数が金銭で変わることはありません。

届出の内容

医療機関名医療法人社団南洲会 南洲会勝浦クリニック
所在地千葉県 勝浦市墨名485番地252
管理者有馬 三郎
届出の区分第2種
届け出ている治療1件

届け出ている治療(1件)

国に提出された計画に記載されている治療名です。 ここに載っていない治療を受けられないという意味ではありません (培養上清液のように、そもそも届出の対象外となる治療があります)。

  1. 自家滑膜幹細胞注射による変形性膝関節症治療

審査した委員会

再生医療等の提供計画は、医療機関から独立した認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで 国に届け出られます。審査を担当した委員会は次のとおりです。

  • 国立大学法人東京科学大学特定認定再生医療等委員会

この情報でわかること・わからないこと

わかることわからないこと
国に届出をしたうえで再生医療等を提供していること。
どの区分の、どういう名称の治療を届け出ているか。
誰が管理者か、どの委員会が審査したか。
治療の効果や成功率。
費用、通院回数、細胞をどこで培養しているか。
医師の経験や、実際の説明の丁寧さ。

届出があることは「安全である」ことの証明ではありません。 手続きを踏んでいるという事実にとどまります。実際に検討するときは、 クリニックの選び方細胞をどこで培養しているかもあわせてご覧ください。

出典

厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)(厚生労働省) を2026-08-14に取得したものです。 届出内容はその後に変更されている場合があります。最新の情報は厚生労働省の一覧、 または各医療機関に直接ご確認ください。