大阪府

医療法人Nクリニック

一般には「Nクリニック(岸和田)」として案内されています

国に届け出ている再生医療等の内容(厚生労働省の公表情報より)

39点 / 100

公式サイトを確認して採点しました

2026年8月17日時点の公式サイトの記載をもとに、18項目を確認しています。 点数は公開されている情報の量を測ったもので、治療の効果や医師の技量とは関係ありません。

  • 安全性・法令体制15/38
  • 品質管理の開示0/19
  • 情報の透明性22/30
  • 通いやすさ0/7

「日本初」「世界基準」という自己評価が多く使われています 「痛みの真の発生源である『骨の中』へ直接PRPやMSC(幹細胞)を注入する画期的な治療を、2年前に日本で初めて導入いたしました」「世界レベルの治療法」「世界水準の保存療法」といった記載があります。医療広告ガイドラインは、他院と比べて優れているという断定的な表現を認めていません。骨内注入療法(intraosseous injection)は変形性膝関節症に対する研究が進んでいる段階の方法で、標準的な治療として確立しているわけではありません。あわせて、厚生労働省の一覧でこのクリニックが届け出ているのは「脂肪幹細胞を用いた変形性関節症に対する再生医療」「脂肪由来間葉系間質細胞を用いた腱板、腱、靭帯、筋および周辺組織の治療」などで、骨内への投与がどの計画に含まれるのかはサイトからは読み取れません。デメリットや効果の限界を自ら書いている点は当サイトが確認した中でも誠実な部類なので、受ける前に「今回の治療はどの計画番号に基づくのか」を確認してください。

細胞数ごとの料金と適応、デメリットまで書き分けています。「注射を打てば治る魔法の杖ではありません」と自ら書いている数少ない院です。

  • 幹細胞治療
  • PRP療法
  • 局所注射

このクリニックの特徴

公式サイトに書かれている内容から、判断材料になる点を抜き出しました。 当サイトの評価や感想ではなく、確認できた事実だけを載せています。

  • 筋・腱・靭帯損傷に対する幹細胞治療の計画番号を公開。「計画番号:PB5250118」
  • 料金を細胞数ごとに公開し、それぞれに推奨する損傷を対応させている(税込)。1,000万個44万円(難治性肉離れ・筋内血腫・筋実質損傷)、3,000万個77万円(アキレス腱障害・慢性腱炎)、5,000万個88万円(肩の腱板部分断裂)、1億個110万円(肘UCL損傷・膝MCL損傷・広範囲の腱板損傷)
  • デメリットを4つ列挙。「治療の効果には個人差がある」「細胞の採取、投与の際に感染症のリスクがある」「厚生労働省に提供計画が受理された治療だが、まだ解明されていないメカニズムやリスクがある」「自費診療となり、患者様の経済的ご負担が大きい」
  • 冒頭で期待の水準を下げる書き方をしている。「『注射を打てば治る』——再生医療は決してそのような魔法の杖ではありません」
  • 培養期間を細胞数と結び付けて記載。「脂肪採取から投与まで、約4〜7週間の細胞培養期間が必要です。※培養期間は投与する細胞数により異なります」
  • 治療前後の過ごし方を具体的に指示。「治療前後はできるだけロキソニンやボルタレンなどの『非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)』は服用しないでください」「どうしても痛みが強く、お薬が必要な場合は、カロナールなどの『アセトアミノフェン』をご使用ください」。血圧や糖尿病の内服は継続する旨も記載
  • 治療の効果を左右する要素として、運動・食事・睡眠・体重と血糖のコントロールを挙げ、MOBOT(バイオロジクス治療前の代謝最適化)という考え方の出典が2026年の論文であることまで書いている
  • 体外衝撃波治療(ESWT)・体外磁気伝導療法(EMTT)・リハビリテーションを再生医療と組み合わせる方針を明記
  • MSCの骨内投与について、63歳男性のMRI所見の変化を掲載
  • 相談窓口を実名で案内。「担当医或いは再生医療担当の中里までお気軽にご相談ください」
  • 細胞培養加工施設の名称と番号、培養室の清浄度、投与前の品質検査項目、凍結保存の方針、受けられない条件、急変時の連携先、医師の経歴は確認できませんでした。変形性膝関節症に対する幹細胞治療の料金も、細胞数別の表とは別に確認できませんでした

料金(公式サイトの記載)

幹細胞治療 1,000万個(筋肉損傷に推奨)
440,000円(税込)
同 3,000万個(腱損傷に推奨)
770,000円(税込)
同 5,000万個(中等度の腱板損傷に推奨)
880,000円(税込)
同 1億個(靭帯損傷・広範囲腱板損傷に推奨)
1,100,000円(税込)

自由診療のため保険適用外です。 2026年8月17日時点で公式サイトに記載されていた金額です。 改定されている場合があるため、必ず受診前に直接ご確認ください。 別途、検査費や薬剤費がかかる場合があります。

18項目の確認結果

全クリニックに同じ基準を当てはめています。 「−」は満たしていないという意味ではなく、公式サイトで確認できなかったという意味です。 基準の中身は採点の基準に全項目を公開しています。

安全性・法令体制15/38点

  • 国に届け出た治療計画の番号を公開している :公開あり 10点 筋・腱・靭帯損傷に対する幹細胞治療について「計画番号:PB5250118」を公開
  • 細胞を育てる施設の番号を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞をどこで培養しているかを公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 院内の設備で細胞を培養している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 受けられない場合の条件を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 起こりうる副作用を具体的に公開している :公開あり 5点 デメリット欄に「細胞の採取、投与の際に感染症のリスクがある」「まだ解明されていないメカニズムやリスクがある」と明記
  • 急変したときの連携先を公開している :確認できず 2点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

品質管理の開示0/19点

  • 投与前の検査項目を公開している :確認できず 9点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 培養室の清潔さの基準を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞を冷凍保存するかどうかを公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

情報の透明性22/30点

  • 料金を公開している(総額がわかる) :公開あり 10点 細胞数別に440,000円/770,000円/880,000円/1,100,000円(税込)を、推奨する損傷とあわせて公開
  • 医師の経歴・所属を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 治療の流れと通院回数を公開している :公開あり 4点 脂肪採取から投与まで約4〜7週間と明記。治療前後のNSAIDs中止、リハビリの併用まで指示
  • 治療の実績を公開している :公開あり 4点 MSCの骨内投与について63歳男性のMRI所見の変化を掲載
  • 治療費以外にかかる費用を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 効果の限界やエビデンスの弱さを自ら書いている :公開あり 4点 「『注射を打てば治る』——再生医療は決してそのような魔法の杖ではありません」「治療の効果には個人差がある」

通いやすさ0/7点

  • 最寄駅から徒歩5分以内 :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • オンラインで相談できる :確認できず 3点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

確認日:2026年8月17日/確認先: https://www.n-cli.com/stem_cell_therapy/ (公式サイト)。当サイトは広告掲載を受けていないため、掲載順や点数が金銭で変わることはありません。

届出の内容

医療機関名医療法人Nクリニック
所在地大阪府 岸和田市別所町3-10-10
管理者中里 伸也
届出の区分第2種
届け出ている治療1件

届け出ている治療(1件)

国に提出された計画に記載されている治療名です。 ここに載っていない治療を受けられないという意味ではありません (培養上清液のように、そもそも届出の対象外となる治療があります)。

  1. 脂肪幹細胞を用いた変形性関節症に対する再生医療

審査した委員会

再生医療等の提供計画は、医療機関から独立した認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで 国に届け出られます。審査を担当した委員会は次のとおりです。

  • 医療法人社団優恵会特定認定再生医療等委員会

この情報でわかること・わからないこと

わかることわからないこと
国に届出をしたうえで再生医療等を提供していること。
どの区分の、どういう名称の治療を届け出ているか。
誰が管理者か、どの委員会が審査したか。
治療の効果や成功率。
費用、通院回数、細胞をどこで培養しているか。
医師の経験や、実際の説明の丁寧さ。

届出があることは「安全である」ことの証明ではありません。 手続きを踏んでいるという事実にとどまります。実際に検討するときは、 クリニックの選び方細胞をどこで培養しているかもあわせてご覧ください。

出典

厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)(厚生労働省) を2026-08-14に取得したものです。 届出内容はその後に変更されている場合があります。最新の情報は厚生労働省の一覧、 または各医療機関に直接ご確認ください。