医療法人社団順和会 京都下鴨病院
一般には「京都下鴨病院」として案内されています
国に届け出ている再生医療等の内容(厚生労働省の公表情報より)
41点 / 100
公式サイトを確認して採点しました
2026年8月17日時点の公式サイトの記載をもとに、18項目を確認しています。 点数は公開されている情報の量を測ったもので、治療の効果や医師の技量とは関係ありません。
比較表の書き方は誠実ですが、培養をどこに委託しているかは書かれていません このページで目を引くのは、自院の自由診療とヒアルロン酸注射(保険診療)を並べた表です。品質の安定性の欄で、自分の治療について「患者さまごとに品質がばらつく可能性がある」と書き、ヒアルロン酸については「医薬品として承認されており、品質は安定している」と書いています。自由診療を勧めるページで保険診療の優位点を書くのは珍しく、当サイトが確認した483院ではここだけでした。一方で、細胞をどこで培養しているのか(院内か外部委託か、委託先はどこか)、投与前にどんな検査をしているのか、国に届け出た提供計画の番号は、当サイトが確認した時点では見つけられませんでした。同じ滑膜幹細胞治療を行う他院ではセルソース株式会社への委託を明記している例があるので、診察のときに「培養はどこで行うのか」「提供計画番号は何番か」を聞いてみてください。
整形外科の専門病院で、膝の滑膜幹細胞治療を片膝2,200,000円・日帰りで行っています。ヒアルロン酸との比較表で「患者さまごとに品質がばらつく可能性がある」と自ら書いている点が特徴です。
- 幹細胞治療
- PRP療法
- 局所注射
このクリニックの特徴
公式サイトに書かれている内容から、判断材料になる点を抜き出しました。 当サイトの評価や感想ではなく、確認できた事実だけを載せています。
- 扱っている幹細胞治療は「自家滑膜幹細胞注射」。関節鏡下で膝から約0.5gの滑膜組織を採り、10〜14日培養した約5mLを膝関節内へ注射します。局所麻酔の日帰り手術で入院は不要と明記
- ヒアルロン酸注射との比較表を載せており、自院の治療の弱いところを自分から書いています。品質の安定性の欄は、自家滑膜幹細胞が「患者さまごとに品質がばらつく可能性がある」、ヒアルロン酸が「医薬品として承認されており、品質は安定している」。保険で受けられる標準治療のほうが品質は安定していると書いた院は、当サイトが確認した483院の中でもここだけです
- 同じ表でアレルギーの可能性・侵襲・費用も並べています。自家滑膜幹細胞は「自家移植のため可能性は低い」「血液と滑膜組織を採取する」「自費診療」、ヒアルロン酸は「自己組織由来ではないので、可能性を否定できない」「細胞の採取は不要」「保険診療」
- 料金は片膝2,200,000円(税込)。滑膜採取が日帰りのため、入院費を含む他院の滑膜幹細胞治療(2,530,000〜2,750,000円)より低い設定になっています
- キャンセル費用を2段階で公開。滑膜組織採取・採血の前日17時まで220,000円、滑膜組織採取・採血後は2,200,000円(いずれも税込)。時刻まで書いてあるのは当サイトが確認した中でも珍しいです
- デメリットを5項目公開。麻酔による合併症、滑膜を採取した部分の腫れや痛み、治療効果・持続時間の個人差、治療後に関節を動かさないと硬くなること、保険適用外で全額自費
- 治療の流れをStep1〜5で公開。①約300〜375mLの採血 ②関節鏡下で約0.5gの滑膜採取(日帰り)③10〜14日培養 ④約5mLを膝関節内へ注射 ⑤1か月・3か月・6か月に外来受診
- よくある質問で「手術は必要ですか?」「高齢でも受けられますか?」「患部への注入はどれくらいの時間がかかりますか?(通常の注射と同様、10分程度)」に答えています
- 保険適用の再生医療も並べて説明。自家培養軟骨移植(JACC)は「膝関節における外傷性軟骨損傷に対して保険適応されます」と書き、PRP療法・APS療法は保険適用外として区別しています。保険で受けられるものを先に示す構成です
- 整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科・内科・循環器内科・泌尿器科を持つ整形外科の専門病院。手術実績と学術活動のページを公開し、整形外科フェローの募集や「下鴨整形疾患フォーラム」の開催もしています
- 計画番号、培養の委託先と細胞培養加工施設の名称・番号、投与前の品質検査項目、培養室の清浄度、凍結保存の方針、受けられない条件は確認できませんでした
料金(公式サイトの記載)
- 自家滑膜幹細胞注射(片膝)
- 2,200,000円(税込)
- キャンセル費用
- 採取・採血の前日17時まで 220,000円/採取・採血後 2,200,000円
- 自家培養軟骨移植(JACC)
- 外傷性軟骨損傷は保険適用(入院手術)
自由診療のため保険適用外です。 2026年8月17日時点で公式サイトに記載されていた金額です。 改定されている場合があるため、必ず受診前に直接ご確認ください。 別途、検査費や薬剤費がかかる場合があります。
18項目の確認結果
全クリニックに同じ基準を当てはめています。 「−」は満たしていないという意味ではなく、公式サイトで確認できなかったという意味です。 基準の中身は採点の基準に全項目を公開しています。
安全性・法令体制5/38点
- 国に届け出た治療計画の番号を公開している :確認できず 10点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞を育てる施設の番号を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞をどこで培養しているかを公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 院内の設備で細胞を培養している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 受けられない場合の条件を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 起こりうる副作用を具体的に公開している :公開あり 5点 デメリットとして麻酔の合併症、採取部の腫れ・痛み、関節が硬くなる可能性を列挙。比較表では膝の熱感・腫れ・痛みの増強、注射手技に起因する感染リスクも記載
- 急変したときの連携先を公開している :確認できず 2点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
品質管理の開示0/19点
- 投与前の検査項目を公開している :確認できず 9点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 培養室の清潔さの基準を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞を冷凍保存するかどうかを公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
情報の透明性30/30点
- 料金を公開している(総額がわかる) :公開あり 10点 滑膜幹細胞治療 片膝2,200,000円(税込)とキャンセル費用を公開
- 医師の経歴・所属を公開している :公開あり 4点 医師紹介のページで医師の経歴を公開
- 治療の流れと通院回数を公開している :公開あり 4点 Step1採血(300〜375mL)→Step2滑膜採取(日帰り)→Step3培養10〜14日→Step4注射→Step5に1/3/6か月の外来受診
- 治療の実績を公開している :公開あり 4点 手術実績と学術活動のページを公開
- 治療費以外にかかる費用を公開している :公開あり 4点 キャンセル費用を採取前日17時までとそれ以降の2段階で明記
- 効果の限界やエビデンスの弱さを自ら書いている :公開あり 4点 「治療効果・持続時間には個人差があります」に加え、比較表で自院の治療を「患者さまごとに品質がばらつく可能性がある」、ヒアルロン酸を「品質は安定している」と記載
通いやすさ4/7点
- 最寄駅から徒歩5分以内 :公開あり 4点 京都市左京区下鴨東森ヶ前町17番地。交通アクセスのページを公開
- オンラインで相談できる :確認できず 3点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
確認日:2026年8月17日/確認先: https://www.shimogamo.jp/medical-treatment/20240125171109 (公式サイト)。当サイトは広告掲載を受けていないため、掲載順や点数が金銭で変わることはありません。
届出の内容
| 医療機関名 | 医療法人社団順和会 京都下鴨病院 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市左京区下鴨東森ヶ前町17 |
| 管理者 | 小林 雅彦 |
| 届出の区分 | 第2種 |
| 届け出ている治療 | 1件 |
届け出ている治療(1件)
国に提出された計画に記載されている治療名です。 ここに載っていない治療を受けられないという意味ではありません (培養上清液のように、そもそも届出の対象外となる治療があります)。
- 自家滑膜幹細胞注射による変形性膝関節症治療
審査した委員会
再生医療等の提供計画は、医療機関から独立した認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで 国に届け出られます。審査を担当した委員会は次のとおりです。
- 東京科学大学特定認定再生医療等委員会
この情報でわかること・わからないこと
| わかること | わからないこと |
|---|---|
|
国に届出をしたうえで再生医療等を提供していること。 どの区分の、どういう名称の治療を届け出ているか。 誰が管理者か、どの委員会が審査したか。 |
治療の効果や成功率。 費用、通院回数、細胞をどこで培養しているか。 医師の経験や、実際の説明の丁寧さ。 |
届出があることは「安全である」ことの証明ではありません。 手続きを踏んでいるという事実にとどまります。実際に検討するときは、 クリニックの選び方と 細胞をどこで培養しているかもあわせてご覧ください。
出典
厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)(厚生労働省) を2026-08-14に取得したものです。 届出内容はその後に変更されている場合があります。最新の情報は厚生労働省の一覧、 または各医療機関に直接ご確認ください。